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精子について

ご主人に「私になにかできることありませんか?」と聞かれることがあります。

精子所見は生活習慣で劇的に改善するものではないため、厳しい返答となるケースが多くあります。

何か少しでも役にたつ知識や情報がないかと思い参考程度に記載することにしました。

現在考えられている、「精子に関する一般論」をご紹介したいと思います。

★熱刺激

精子は温度刺激、特に熱刺激にとても弱いです。

長時間の座位、熱い風呂やサウナ、タイトな下着の着用等による

陰嚢温度の上昇が精巣機能にとって望ましくないとも言われています。

★禁欲期間

妊娠するために最適な精子が得られる禁欲期間ですが、禁欲時間が11日以上を超えると、精子運動率、正常形態精子数がともに低下しますのでため過ぎは良くないと考えられています。

精子数が少なめの方(乏精子症:精子数<2000万/ml)は、禁欲期間が1日の場合に精子運動率が最も良くなり、正常形態精子数が多くなるという報告があります。

精子は75日周期で常に新しく作られていますので、射精を繰り返す事で精子がなくなるという事はありません。

一般的には、適度な間隔での射精を心がけるよう指導していることがほとんどです。

★食事

精液所見は食事の影響を受けるという報告もあります。

「質素倹約型」:魚、果物、豆類、全粒粉のパン、玄米中心の食事

「西洋型」:肉、甘味、高カロリー飲料、スナック菓子

質素な方が精液所見は良くなると言われます。

ω(オメガ)3脂肪酸を多く含む食品をとると
➡精子運動率、正常形態精子数共に上昇するという報告もあります。

※ω(オメガ)3脂肪酸を多く含む食品:イワシ・サバ・サケ・ニシン・ブリ・カツオ・大豆・アブラナ・ほうれん草・チンゲン菜

ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、葉酸の摂取も効果的と言われます。

★たばこ

タバコが多くの疾患のリスク因子であることはよく知られていますが、精子へも悪影響を及ぼすことがあります。

タバコは精子濃度や運動率を数10%程度低下させ、また奇形率を増加する
との報告もあります。

また、精液中の白血球や活性酸素を増加させ、精子DNAへのダメージが増加するとの指摘もあります。

★肥満

BMI高くなるにつれて、精液所見が悪くなるという報告があります。

それによると、BMIが25以上で直進運動率が低下し、BMIが30以上になると精液量、精子濃度そして運動率が低下します。

肥満は心臓、膝、腰への負担を増やし、生活習慣病を引き起こす可能性を飛躍的に高めます。

※BMI計算式=体重kg ÷ (身長m)2
例えば70kg 170cmの場合:70÷(1.7×1.7)= 24.2
➡BMI 24.2となる

※注意

以上は精子に関する日常生活の一般的な注意点をまとめたものです。

もともと精子所見は個人差が大きく、精子が少なくても不摂生のせいではありません。(生活だけでは精子数・奇形率などは決まらないということ!)

上記事項を注意しても

不妊治療が必要な男性の精子が劇的に改善したり、無精子症の人に精子が現れるわけではありません。

不妊治療をするなら妊娠率を追求した根拠のある不妊治療を主として下さい。
上記事項は生活するうえで少し役立てる注意事項くらいでお考え下さい。

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