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プロラクチン

はじめに

プロラクチン(prolactin:PRLと略されます)は脳下垂体という部分から産生されますが、子宮筋層、子宮内膜、妊娠中の卵膜からも作られます。

ホルモン作用としては乳汁分泌作用が良く知られていますが、他の作用として乳腺の発達、黄体機能の調節、精子形成、性行動への関与、免疫機能の調節など多彩な生理作用を有しています。

血中プロラクチン濃度が基準値を超えた状態が高プロラクチン血症ですが、 高プロラクチン血症は不妊症の女性で10%前後に認められます。

特に不妊症の観点では、高プロラクチン血症に伴う排卵障害黄体機能不全等の卵巣機能不全が問題となります。

高プロラクチン血症の原因は様々ですが、特に重要なものとして脳腫瘍、甲状腺機能低下症、薬剤性があります。

他に、特発性と言って原因が不明なことも多いです。

治療・対策

検査結果から脳腫瘍が疑われた場合(100ng/ml以上)は・・・

脳神経外科や内科による精査を依頼します。

甲状腺機能低下症及び薬剤性が疑われた場合は・・・

もともとの病気の治療・かかりつけ医と相談のうえ使用薬剤の中止により

高プロラクチン血症の改善を図ります。

この他、特に明らかな原因が認められない際は・・・

ドパミン作動薬を投与することで治療していきます。

ドパミン作動薬投与により速やかに血中プロラクチンは低下し、およそ90%が3ヶ月以内に排卵を認めると報告されています。

排卵障害または黄体機能不全の改善率は73%という報告もあります。

ドパミン作動薬の長期内服に関しても安全性が比較的確立されており、有害事象を認めなかったという報告が多数あります。

最近の見解

以前は研究者も多くプロラクチンがかなり重視されてきましたが、現在では月経が規則正しくあれば、プロラクチンが高くても一定の妊娠率が確保できることもわかってきています。

以上のことをしっかりと把握したうえで、その方に合わせたそれぞれの治療方針をたてることが重要です。

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